PERとは

個人投資家が株式投資をする際においても、安値で買って高値で売るということは投資の基本であり非常に重要なことです。そのため市場の風潮や流れに乗って投資することも大切ですが、自身で企業の財務諸表を徹底的に分析して、現在の株価が実際の企業の実力より過小評価されている株式に投資するスタイル、いわゆるバリュー投資も重要です。

バリュー投資をする際に利用する指標としてはPERを利用すると良いでしょう。PERは株価収益率のことで、時価総額を純利益で割って表すことが出来ます。つまり現在の株価を会社が稼ぎ出す利益で評価して割安感を測定する指標と言えます。通常はPERが低ければ低いほど、会社が稼ぐ利益に対して株価が割安であると言うことが出来ます。

一般的に「PERは15倍以上になったら売れ」と言われています。これは、東証一部の平均PERが15倍だからと言われています。しかしここ数年の日本の株式市場を見ると15倍では売るのが早すぎるケースが多々見受けられました。これは企業利益が過去最高値を軒並み更新しつつ株価がそれ以上に上昇したことが理由と考えられます。ただし、かつてアメリカのIT業界が急速に発展した際、PERが100倍以上になっても売り時ではないケースがあったことからも、その当時の風潮や市場の流れと合わせて考えることが重要です。ちなみにIT業界はその後バブルであってと結論付けられ、株価は大きく下落しています。

なお、PERなど株価の割安・割高感を判断する指標は確かに重要ですが、単純に指標が高い・低いで投資行動を行うことは注意が必要です。そのため、しっかりと企業の財務諸表を分析して、将来にわたって成長余力があるかを判断した後にこうした指標を補助的に利用することが大切です。

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